この記事では、偏差値41の高卒主婦がフルタイムで働きながら、宅建に独学合格した勉強法を紹介しています!
わたしは、たくさん失敗をしながら効率の良い勉強法を身に付け、独学で宅建試験に合格できました。

机に座って勉強する習慣がないため、はじめはスマホやyoutube、まんがを使って勉強しましたよ。
宅建試験、独学で合格を目指した私の軌跡
- 最初から失敗
- 勉強慣れしておらず知識ゼロの状態からスタート
- 手軽なアプリの〇×問題演習に頼る
- → 6ヶ月間、知識が全く定着せず…
- 大きな反省点
- アプリでの丸暗記学習は、宅建の勉強には不向き
- 理解を伴わない学習はムダと痛感
- 9ヶ月間の猛勉強
- 反省をいかし、本格的な学習にシフト
- 基礎から理解を深める勉強法へ転換
- → 知識ゼロからでも9ヶ月で合格できると確信!
この経験から、独学で効率的に合格を目指すための勉強法が見えてきました。



あなたには、私のように遠回りしてほしくない!
このブログでは、私が実践した本当に効果のあった勉強法を紹介します!
ぜひ、最後までお付き合いください。
この記事でわかる事
【プロフィール】
- 偏差値41の高卒主婦が宅建挑戦
- 独学で1年半、1万問以上の問題を解き一発合格
- 合格して自己肯定感アップ!家族にも1目置かれる存在に!


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宅建に独学で合格は難しい?


宅建は独学で合格できます。



実際わたしは独学で合格しています。
ただし、学校の期末テストのような勉強量では合格できません。



独学で3ヶ月勉強し合格できました!
こんな声も聞くことがありますが、それは自頭がいい人か、法律を学んだ経験がある人でしょう。
知識ゼロから始めるなら、6〜9ヶ月は勉強期間が欲しいです。
わたしの勉強期間と時間配分
勉強期間:
1年半、気合を入れて勉強したのは9ヶ月です。
勉強時間:
- 平日…3時間
(朝30分、夕方30分、夜1時間、通勤1時間) - 土日祝…3時間(直前期は6時間))



長時間集中することが苦手なため、休日は図書館で勉強しました。
独学に使用したテキスト、教材


使った教材を紹介します。
テキストと問題集
テキストを開いても、専門用語が多くちんぷんかんぷん。
難しかったので、まんがテキストを読んでから本格的に取り組みました。
まんがテキスト
まんがテキストは、時間をかけずに1日で読みました。全体像が把握でき、宅建用語と考え方がわかりました。



ストーリーになっているので、理解が難しい科目を楽しく学べました。
イラストが昭和チックで好みじゃないですが、用途地域の一覧表がわかりやすくて良かったです。


宅建テキスト& 問題集
使ったテキストと問題集は、出る順宅建士です。
TAC、次にユーキャンのテキストを使うも合わず、最終的に出る順宅建士に落ち着きました。
\分野別で3冊必要です/


わたしは、フルカラーテキストより、シンプルな色使いのほうが重要項目がわかりやすくて好きなのです。
まんがテキストで大まかに把握できたので、辞書がわりに使いました。
出る順宅建士のデメリットは、テキストと問題集で1万4千円以上かかること。



多くの方におすすめなのは
【宅建士合格のトリセツ】です。
宅建士合格のトリセツの詳細
テキスト+問題集合わせて約6千円でアプリも使えます。
- フルカラーテキストとわかりやすい図解
- 問題が解けるアプリ付き
- 無料講義付き
と、とってもお得ですよ。




実際に視聴した宅建のyoutube
宅建みやざき塾を通勤時間に聞いていました。



初学者でもわかるようにゆっくり話してくれるので、2回目以降は倍速です。
宅建みやざき塾でわからない時は
で理解を深めました。
他にもおすすめのチャンネルを、以下記事で紹介しています。


スマホ学習は自己流でやって失敗
- 無料過去問アプリ
- 過去問道場
上記の2つを使い、暇さえあれば問題を解いていました。
ただ、アプリで1万問以上解いたのにもかかわらず、理解ができていなくて失敗。



問題を◯✖️クイズのように解いていたのです。
ゲーム感覚で解くのではなく、その答えにした根拠か説明できることが大切でした。
そして、無料アプリや過去問道場はメインで使うべきではなかったです。
理由は、捨て問(勉強する必要のない問題)もあるので、出題の可能性が低い問題も取り組むことになるからです。
出題率の高い問題だけピックアップされたアプリの方が、時間をムダにしないです。
宅建のメルマガで問題演習を習慣化
無料のメルマガを受信して毎日解いていました。
※レトス小野先生のメルマガは宣伝が出てきますが、無料で問題演習できます。
会社に10分早く到着してメルマガを解くルーティンです。
1日3問でも半年で540問解くことができますよ。



ぜひ最終日まで続けてください!
以下は、毎日メルマガで問題を解くことを200日続けた最後のメールです。読むとやる気が出ますよ。





試験直前にこのメールをもらい、読んで号泣してしまいました。
一生懸命頑張ると、こんなに心に響くものなんだなとわかりました。
直前模試と直前期のテキスト


上記は直前期に、猛勉強してから挑んだ0円模試の成績表です。無料なのにしっかりデータ解析してもらえました。



権利関係がDランク、得意なつもりでしたが一番ダメでした…
33点なのに合格圏内?と思いましたが本当に合格できたんです。
直前模試は絶対に受けるべき!
9月後半からは、毎週土日に模試を受けました。ネットの模試や市販の模試を図書館で解くのです。
本番を想定して試験と同じ13時〜15時に受験。
模試はめちゃくちゃ頑張りました。
勉強グセのない、偏差値41の高卒にとって数時間座りっぱなしは本当に辛い、そして難しい。
過去問では40点以上取れていたのに、最初の模試は28点でガクゼンとしました。



でも、模試を頑張ったことで合格できたと思います。
模試はただ受けるだけでなく、受けた後の分析が大切。受験のコツは以下記事で解説しました。


- 本番のイメージトレーニングができる
- 似た問題が試験で出ることがある
- 自分のレベルが分かる
直前期のテキスト
試験が近くなると発売されるテキストです。
その年に出題される確率の高い分野中心に、まとめられています。
模試の間違えた問題の復習に使いました。



私はこのテキストが気に入って、試験当日も持っていきました。
⚠️必ず最近版を購入してください(5月下旬頃発売)


宅建独学 勉強の順番と方法


宅建独学 勉強の順番
9ヶ月で取り組んだスケジュールを紹介します。
勉強の順番:
- まんがテキストを読む
- 権利関係(暗記ではなく理解学習)
- 法令上の制限(暗記)
- 宅建業法(暗記)
- 税・その他(暗記)
9月 直前期の勉強(模試・統計)
スキマ時間:アプリとメルマガで全範囲の問題を解いて復習
勉強期間が5ヶ月以内なら、権利関係からではなく宅建業法から始めるのがおすすめです。



権利関係は時間をかけても、得点に結びつかないからです。
宅建独学 具体的な勉強の方法
最初はノープランの独学で勉強したため、半年経っても権利関係から進まず大失敗。
失敗の詳細までジャンプ ↓
こんなことではダメだと勉強法を以下の方法にしました。
失敗後、見直した勉強法:
- 宅建のマンガを読み、全体像を把握
- 問題を解き、わからないところをテキストとyoutubeで調べる
- その選択肢にした理由をノートに書く



分かる問題が増え、楽しくなりました。
直前期:
- 試験と同じように時間を計って問題を解く
- 模試を受ける(自分が受験者の中で、どの位置にいるか確認)
- 統計(試験直前にしか答えが分からない分野)の勉強
スキマ時間:アプリとメルマガで全範囲の問題を解いて復習。



常に復習していないと、せっかく覚えたことも忘れちゃうんです。
統計の勉強方法と攻略法
統計は独学者の場合、全く情報がないので自分でデータを探す必要があります。
直前期になると、テキストや問題集のサイトで見られるはずです。



統計の情報がわからない時、独学は不利だなと感じましたね。
3日ほどかけて宮崎先生の語呂合わせを覚えました。
統計、試験当日の攻略法!
統計は覚える量が少ないので直前まで頭に叩き込み、試験が始まったら問題用紙に覚えたことをバーっと書く。
それから落ち着いて問題に取り組む!



試験におすすめのマークシート用ペンをご紹介。
これがあれば鉛筆削りは必要ありませんよ。


宅建独学勉強のコツ2つを伝授!
勉強のコツ①回答にした理由を書く
問題を◯✖️クイズのように解くだけでは、試験で正解できないでしょう。
それは、その回答を選んだ理由があいまいになるから。



宅建試験はひっかけ問題が多いため、理解していないと正解できません。
おすすめなのが、回答を選んだ理由をノートに書き出す勉強法。
例えば、以下のことを書くことで理解が深まります。
- 正しい選択肢を選んだ根拠となる数字、キーワード
- 間違っている選択肢がなぜ違うのか、その理由
\参考になるツイートを紹介/
勉強のコツ②図を書く
Aさんの土地をBさんが買いました。そこにCさんが出てきて…
となると、関係性がわからなくなってきます。
図を書くことで頭が整理できるんです。
スクールの動画や、youtubeの講師が書いているのを真似するのがいいですね。
わたしも動画の講師をマネして書いています。
- ℓ…貸す
- S…売る
- だ…代理
- ば…媒介
と決めていました。



問題用紙の上部に図が書いてありますね。
問題用紙は持ち帰ることができるので、回答速報を見ながら答え合わせができます。
これは、私が試験本番で使った問題用紙です。


ミスしやすいポイントに◯をつけています。
試験本番の対策方法
宅建試験は、1年に1度しかない貴重な試験。



試験当日に実力を発揮できなければ、これまでの努力も報われません。
以下記事では、試験当日、私がどのように過ごし、どのような準備をしていたかを具体的に解説します。
ぜひ、試験本番で実力を最大限に発揮できるよう、参考にしてください。


宅建5問免除について
宅建の5問免除をサクッと紹介
50問ある宅建試験のうち、46〜50問目の問題が本試験で免除になる制度です。
この制度を使うと、一般受験者と比べて試験問題が5問少なくなります。



50問中5問はすでに正解している状態で試験が始まるイメージです。
5問免除を受けることができる方は、お金がかかっても絶対講習を受けたほうがいいです。
宅建は1点で合否が決まるシビアな試験だからです。
わたしは無かったので、免除がある人が本当に羨ましかった…


宅建独学3つの失敗と対処法


失敗した要因は
この3つです。
1つずつ解説して対処法も紹介しますね。
失敗①テキストが理解できなかった。



テキストの頭から読み始めましたが、さっぱりわかりませんでした。
対処法:テキストを頭から読むことはしない
私が特に力を入れたのが、YouTubeとテキストを組み合わせた学習法です。
- まずは問題を解いてみる
- 分からなかった部分をテキストで確認
- さらに理解を深めるためにYouTubeの解説動画を見る
この順番で学習することで、「何が分からないのか」を明確にできて、効率的に覚えられました。
よかったら以下記事も参考にしてください。


失敗②権利関係に時間をかけすぎた
権利関係は沢山勉強しても正解率が低く、コスパの悪い分野です。
多くの講師が「権利関係に時間をかけすぎてはいけない」と注意するくらい、深みにハマると抜け出せなくなるのです。



わたしは思い切りハマってしまいました。
対処法:権利関係は期間を決めて取り組む
権利関係は効率の悪い民法に時間をかけず、暗記中心の
- 借地借家法
- 区分所有法
- 不動産登記法
に時間をかけましょう。
期間を決めておき、自信がなくても期間までにとにかく一通り学習するといいです。



宅建業法で満点を目指しましょう!


失敗③ひたすら問題を解いただけ
わたしは、アプリで1万問以上解いています。
おかげで過去問では50満点中40点以上は取れるようになりました。
しかし、模試を受けたら完全に合格圏外の28点!大きく自信を失いました。



過去問は覚えたので解けるけど、応用問題は全くわからなかったんです。
対処法:解説までできるようにする
問題を解くときのコツは
- 自分がどうしてその答えにしたのか、理由が言えるようにする
- 間違えた時は原因を分析する(知識不足、理解不足、解法ミスなど)
はじめは1問解くのに30分以上かかることもあります。
でも、ここに時間をかけることで後がすごく楽になります。
宅建に独学合格できる人の特徴


宅建に独学で合格するには
- 時間の余裕 (9ヶ月以上あるとよい)
- 最後までやり遂げる意志の強さ
この2つが必要です。



わたしは上の条件に当てはまりました。
- 勉強期間:1年半
- 意志の強さ:合格しないと雇ってもらえない状況だったため頑張れた。
宅建の勉強で一番難しいのは、モチベーションの維持です…
宅建試験は合格率が受験者数の15〜18%程度。
その点ばかりが注目されがちですが、毎年約5万人が受験の申込みをしても、本試験を受験しないのです。



受験手数料:8,200円を払ってるのに…
2024年度は、なんと約20%の人が受験していません。



なんだか不安になって来たよ。
一発合格したい方はプロに頼る選択肢もあります。
おすすめはフォーサイト宅建講座です。
おすすめする理由はシンプル、受講者の合格率が高いからです(76.1%)全国平均が17%なので驚異の合格率です。
宅建 独学にかかった費用


教材と試験費用で28,700円かかりました。
宅建士証を発行してもらったので合計93,000円かかりました(高いわ)
宅建独学 教材の費用
- youtube 無料
- マンガ版テキスト 2500円
- テキスト・問題集 14,000円
- 過去問サイト・アプリ 無料
- 予想問題集2冊 1800円 1700円
- 吉野塾模擬試験 500円
- LEC模擬試験 0円模試
- メルマガの問題 無料
教材合計 20,500 円
実際はテキストを買い替えているので、3万円かかっています。



教材で迷うと、スクールと変わらない金額になっちゃいますよ。
宅建 受験にかかった費用
受験するのに受験料8,200円
会場が遠いと交通費やホテル代がいります。
合格後にかかった費用
宅建士証までもらうと65,000円位かかります。



未経験者のわたしの場合
(2年以上実務経験のある人は登録実務講習がいりません)
働く気マンマンだったため登録して宅建士証までもらいましたが、資格は一生有効なので登録しなくてもOK 宅建士証を発行しない場合、登録費用や更新の費用は不要です。
- 登録実務講習2日間 11000円(一般的には2万くらいが目安)
- 登録実務講習のための交通費 ホテル代 10000円
- 身分証明書 500円
- 登記されていないことの証明書 500円
- 住民票の抄本 500円
- 顔写真 300円
- 資格登録手数料 37000円
- 宅建士証交付手数料 4500円
宅建士証発行費用合計 64,300円
宅建士証は5年に一度更新が必要です
- 法定講習受講料 12000円
- 宅建士証交付手数料 4500円
- 顔写真 300円
更新費用合計 16,800円+交通費
宅建独学:よくある質問
宅建の難易度は?
合格率は15~17%受験生は20万人以上、そのうち合格者は3万人程度と多くの方が不合格となっています。



難易度は大学に例えると日本大学、東洋大学、駒澤大学と同程度だそう(偏差値55~56)
科目ごとの勉強時間の配分は?
宅建士通信資格講座アガルートのメルマガから引用しました。合計300時間



下の時間は、机に向かった時間ではなくて全集中した時間と考えて下さい!
権利関係(民法等):90時間程度
「権利関係」は、勉強するのに時間のかかる科目ですので、慌てずじっくりと学習を進めていきましょう。・宅建業法:90時間程度
例年20問出題されるため、過去問の量がとても多いです。
多くの項目の正確な記憶(暗記)が求められるため、覚える作業に勉強時間が必要になります。・法令上の制限:80時間程度
「法令上の制限」は、とにかく専門用語が多いです。
とにかく理解に時間がかかりますので問題数や勉強する内容の量が少ないですが、80時間と比較的多めに勉強時間がかかります。・税その他:20時間
問題数が少ないうえに、宅建の合格に必要となる知識の量は「過去問で問われる内容だけ」と比較的シンプルですので、上記3科目とは異なり、割とあっさりと終わらせることが可能です。・免除科目:20時間
出典:宅建資格講座アガルート
「過去問で問われる内容だけ」をやれば十分です。
試験の直前に実施される講座や模擬試験など、最新データに沿った勉強が必要で、これだけでOKです。
まとめ:挫折しなければ一発合格できる!


宅建試験は1年に1度。
試験にに落ちてしまうと、また1年の時間を奪われてしまいます。
あなたの時間はタダではありませんよね。
確実に合格することが大切です。



頑張ってください!
同じ試験を戦った仲間として応援しています!
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また、資料請求で1万円オフクーポンと有料級の勉強ガイド本がもらえます。

