「宅建試験、知識ゼロから挑戦できるかな…」
「忙しい毎日で、独学で本当に合格できるの?」
そんな不安を抱えていませんか。
その気持ち、とてもよく分かります。
なぜなら、偏差値41、高卒、フルタイム主婦だったわたしが、まさに同じ悩みを抱えていたからです。

この記事では、1年目に挫折、2年目に独学合格した、わたしのリアルな体験をお伝えします。
回り道をして、多くの失敗も経験しました。
これから挑戦するあなたには、同じ失敗をしてほしくないのです。
独学で合格する勉強法のヒントを、たくさんお伝えしますね。
【プロフィール】
- 偏差値41の高卒主婦が宅建挑戦
- 独学で1年目挫折→2年目合格
- 合格して自己肯定感アップ!家族にも1目置かれる存在に!


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宅建独学は可能?私のリアル体験談


わたしの宅建合格までの道のりは、
- 1年目はゴールデンウィークで挫折
- 2年目に再チャレンジして合格
でした。
「知識ゼロ」「時間なし」でも合格できた


わたしは、高校受験ですら勉強した経験がありません(偏差値41の高卒です)。
勉強習慣なんて全くない状態からのスタートでした。



それでも、独学で宅建に合格できました!
合格するのに大切なのは継続力です。多くの受験生は、1年目のわたしのように挫折し離脱していきます。
宅建独学:1年目は計画不足で挫折
1年目の挑戦は、勉強開始から約3ヶ月で挫折しました。ゴールデンウィーク頃には、もう無理だと諦めてしまったのです。
原因は、難しい「権利関係に、時間をかけすぎてしまったことでした。



これは独学の落とし穴の一つですね。
宅建独学:2年目は9ヶ月で合格!
「やっぱり自分には無理なのか…」と落ち込みました。家族に宅建挑戦を話していたので恥ずかしかったです。



ですが、合格しないと雇ってもらえない状況になり、2年目に再挑戦しました。
1年目の知識はほぼ消えており、ふりだしからのスタート。
それでも、失敗から学び勉強法を見直した結果、合格できたのです。
宅建独学、合格までの期間と時間


1年目は挫折し、記憶がほとんど残っていないため、合格に繋がったのは2年目の9ヶ月間です。
- 勉強時間 約600時間(1日平均3時間)
- 平日 3時間
- 土日祝 3時間(直前期は6時間)
長時間集中が苦手なので、休日は図書館で環境を変えてました。
試験当日の雑音に慣れるために、ファミレスやカフェで勉強する日もありましたよ。
働きながら合格!宅建独学スケジュール
合格した年の具体的な学習スケジュールをご紹介します。働きながら、どのように時間を確保したのか参考になれば嬉しいです。
合格を掴んだ年の具体的ステップ


わたしは2年目の2月から本格的に再スタートしました。
- 2月 まんがテキストで全体像を把握。
- 3〜7月 権利関係(理解)、法令上の制限・宅建業法・税その他(暗記)。
- 8〜10月 模試と直前テキストで仕上げ。
9ヶ月間、このような流れで進めました。
1日3時間を捻出!スキマ時間活用術


フルタイムで働きながら、1日平均3時間の勉強は大変でした。
そこで活用したのが「スキマ時間」です。
- 出勤前の30分
- 通勤中の1時間(片道30分)
- 昼休み
- 夕食後の30分
- 寝る前の1時間
わたしは、勉強した後でないとお風呂に入らないことにしていました。
ルーティン化するのが、勉強を継続できるコツです。
通勤時間も活用!「耳学習」の効果


わたしは自動車通勤だったので、運転中の1時間を活用しました。もちろん安全第一で「耳学習」です。
一度内容を理解したYouTube講義を倍速で聞き流します。「後で説明するつもりで聞く」と、集中力が増しました。
電車通勤の方なら、アプリでの問題演習なども良いですね。
宅建独学「何から始める?」分野攻略法


知識ゼロから独学を始める時、まず迷うのが「何から手をつければいいの?」ですよね。
わたしが実践した方法をご紹介します。
まずは「まんが」で全体像を把握
難しい法律用語に最初から向き合うのは大変です。そこで、はじめに「まんがテキスト」を読みました。
ストーリー形式で、全体像や専門用語に慣れることができます。
権利関係は後に回すのがおすすめ
わたしが1年目に挫折した原因は、つまづく受験生が多い「権利関係」から始めてしまったことです。



権利関係は時間をかけたのに、試験で一番得点できなかった分野です。コスパが悪いですよね。
もし挫折が心配なら、得点源になりやすい「宅建業法」から始めるのがおすすめです。
宅建業法は勉強範囲が狭く、得点しやすいのが特徴の分野です。
成功体験を積み重ねると、モチベーション維持に繋がります。
独学合格した年、私が実践した分野別学習
- 権利関係は深入りせず、問題集で重要とされている部分を確実に押さえる。
- 宅建業法は満点を目指すつもりで学習(本試験で20問中19点獲得)
- 法令上の制限や税その他は、暗記中心で効率よく。
このように、分野ごとにメリハリをつけて学習しました。
宅建独学のおすすめテキスト&教材


独学の成否を分けると言っても過言ではない教材選び。
わたしが実際に使ったもの、そして今おすすめするものをご紹介します。
まんがテキスト(ストーリーで全体を把握)
- 使った教材: 『マンガ宅建士はじめの一歩』
- 感想: 1ストーリーで宅建用語が頭に入りました。用途地域の表がわかりやすかったです。
- 費用: 約1,800円
まんがテキストはサッと読むだけなので、好みのものならなんでも良いです。


テキスト&問題集: 初心者と上級者向け
- わたしが使った: 『出る順宅建士 2025年版』
- 感想: シンプルな色使いで重要ポイントがわかりやすい。まんが後に辞書がわりに使いました。ただ、文字数が多く難しいです。
- デメリット: 分野別に数冊買う必要があり高額。
- →Amazonでチェック 出る順宅建士
- 初心者におすすめ: 宅建士 合格のトリセツ
- 特徴: フルカラー、図解豊富、動画講義とアプリ付き。
- 感想: 初心者に優しく、通勤中もアプリで問題が解けます。
- → 詳細レビュー


費用を抑えるなら過去問題集1冊が最優先!実践形式で本番に強くなれます。もう1冊プラスするなら一問一答問題集がおすすめ。


一問一答式問題集についてはこの下の開くボタンをタップすると情報が見えます。
一問一答式過去問題集(タップで開く)


直前期におすすめのテキストも紹介している記事は以下です。
YouTubeで理解を深める
YouTubeもすごく役に立ちましたよ。注意点は動画の量が膨大なので全部見ていたら時間が足りなくなる事です。



1度問題を解いてみて、わからない場所をハッキリさせてから、動画を探して見るのがおすすめですね。
そうすると、ピンポイントで理解が深まるんです。わたしがよく見たチャンネルを紹介しますね。
おすすめ動画
棚田行政書士の不動産大学:宅建受験生に大人気でわかりやすいです。
他にも以下記事でおすすめyoutubeを紹介しています。あなたにぴったりの動画を見つけて下さいね。


宅建のメルマガで問題演習を習慣化
無料のメルマガを受信して毎日解いていました。
会社に10分早く到着してメルマガを解くルーティンでした。
1日3問でも半年で540問解くことができますよ。



ぜひ最終日まで続けてください!
以下は、毎日メルマガで問題を解くことを200日続けた最後のメールです。読むとやる気が出ますよ。





試験直前にこのメールをもらい、読んで号泣してしまいました。
一生懸命頑張ると、こんなに心に響くものなんだなとわかりました。
合格した宅建試験の分野別点数
以下の画像は、持ち帰った問題に、回答速報を聞きながら点数を書き込んだものです。


50点満点の44点で合格、内訳は以下の通り
- 権利関係11/14
- 法令上の制限7/8
- 税の他2/3
- 宅建業法19/20
- 免除科目5/5
一番時間をかけて勉強した権利関係の点数は伸びず。満点を目指して勉強した宅建業法では19点を取ることができました。



宅建業法で高得点を狙うのが一番コスパが良いと実感しています。
私が失敗した原因と「落ちる人」の特徴


1年目に挫折したわたしですが、後から考えれば明白な理由がありました。
あなたには同じ失敗をして欲しくないので、わたしの失敗談と解決策を紹介します。
参考にして、ぜひ時間を有効活用してくださいね。
教材選びで迷走し続ける
わたしは、自分が理解できないのをテキストのせいにして、何度も買い替え、お金と時間を無駄にしました。
実際は人気のテキストなら、どれを選んでも間違いありません。
後はあなたとの相性が大切。以下のチェックリストを参考に選ぶといいですよ。
- フルカラーか2色刷りか
(わたしは、フルカラーは目がチカチカして苦手なので、2色刷りにしました) - アプリがあるかないか
(隙間時間に勉強する場合、アプリがあると便利です) - イラストは自分の好みか
(わたしはキャラクターが苦手で、難しい問題が出た時腹が立ってテキストを見なくなって経験があります…)
計画性なく期限を決めていない
わたしは、学習計画を立てず、テキストの頭から勉強を開始。
わたしは、権利関係を100%理解しようと勉強したため、試験に間に合わないと挫折しました。



今から思えば、権利関係は3ヶ月で終わらせるなど、期限を決めて勉強するべきでした。
理解せず問題を解き続ける
以前、無料の過去問アプリで1万問解いた時期がありました。
しかし、模試の結果は28点という散々なもの…ただ〇×を押すだけの「作業」になっていたのです。
なぜ正解か、なぜ間違いかを理解していませんでした。これでは知識は定着しません。
合格の鍵「なぜ?」を書き出すノート術
そこで合格した2年目に取り入れたのが、理由づけノート術です。
問題の解答と一緒に「なぜその答えになるのか」をノートに書き出しました。
例えば以下の問題
借地借家法第38条の定期建物賃貸借(以下この問において「定期建物賃貸借」という。)に関する次の記述のうち、借地借家法の規定及び判例によれば、誤っているものはどれか。
① 定期建物賃貸借契約を締結するには、公正証書による等書面によらなければならない。
出典:宅建過去問(平成26年問12)
例えば上記問題の場合、①は「公正証書による”等”書面に」となっており、誤りではありません。



どうして誤りでないのか、理由をノートに書きます。
解答の理由:定期建物賃貸借契約を締結するには、「公正証書以外の書面も含まれる」から。
この理由まであっていれば正解。
理由まで言えることで、ひっかけ問題に強くなります。
宅建独学の費用は?リアルな総額公開


独学のメリットの一つは、費用を抑えられることです。
実際にかかった費用を公開しますね。
- 教材費: 約20,500円(実際は買い替えで3万円)
- 受験料: 8200円(交通費別)
- 宅建士証をもらうための登録費用: 64,300円(登録不要ならゼロ)
総額: 93,000円(未使用テキストも含めると102,500円)
上記がわたしが、宅建士証を取得するまでにかかった費用になります。



わたしのように、教材で迷うと高くつくので注意してくださいね。
宅建試験に合格しても、すぐに宅建士として働く必要がなければ、宅建士証(取引士証)を発行してもらうための申請やお金は、今は必要ありません。
宅建試験の合格自体は一生有効なので、必要になったときに資格登録や宅建士証の申請をすれば大丈夫です。
試験当日の体験談とアドバイス
試験当日の様子をお伝えしますね。


わたしは11時にファミレスに行ったけど、すでに受験生でいっぱい!
コンビニも高級おにぎりが数個残っているだけでした。
お昼は自分で用意するか、早めに済ませるのがおすすめです。



会場では、試験開始時間が10分遅い隣の「5問免除」の人たちが隣の列で座ってるだけで、変な感じでした。
外の音が気になる方は、耳栓持参もアリですね。換気で寒かったので、脱ぎ着できる服も用意してくださいね。
試験開始と同時に重要な数字などを問題用紙に書くと安心です。模試で慣れておけば慌てませんよ。
模試を活用して試験の点数が大幅アップした方法は以下記事にまとめました。参考にしてくださいね。
独学がきついなら通信講座も検討


独学でモチベーション維持が難しいと感じたら、通信講座の選択肢も良いでしょう。
プロの力を借りると、一般受験生よりはるかに高い確率で合格することができます。
以下の表の合格率を参考にしてください。
講座名 | フォーサイト | アガルート | ユーキャン |
---|---|---|---|
おすすめの人 | バランス・楽しさ重視 | 質・じっくり学習重視 | 安心感・定番重視 |
費用目安 | 約6万円~ | 約10万円前後 | 約6万円台 |
特徴 | フルカラーテキスト,eラーニング充実 | 映像講義充実, 合格特典あり | 添削指導あり, デジタル対応 |
サポート | 学習サポート, 返金保証あり,質問可(回数制限あり) | バーチャル校舎で交流, 学習相談,質問可(回数制限あり) | 質問可(1日3回) 添削指導(7回) |
合格実績 | 79.3% (2024年) | 66.26% (2024年) | 10年間で約1.4万人 |
公式サイト | 公式サイトへ | 公式サイトへ | 公式サイトへ |
イチ押しは一番合格率の高い『フォーサイト』ですが、予算感や学習体系から、自分に適した講座を選びましょう。
各通信講座については、以下の記事で比較しながら詳しく解説しています。
ぜひあわせてご覧ください。


まとめ:宅建独学は計画的な勉強法カギ!
特別な才能がなくても、宅建は独学で合格できます。知識ゼロ、偏差値41、一度挫折したわたしでも可能でした。
しかし、
- どうしても今回合格したい
- スケジュール管理できる自信がない
- わからないことは質問したい
上記のような方は、通信講座を活用してフォローしてもらうのも、ひとつの手です。
講座名 | フォーサイト | アガルート | ユーキャン |
---|---|---|---|
おすすめタイプ | バランス・楽しさ重視 | 質・じっくり学習重視 | 安心感・定番重視 |
費用目安 | 約6万円~ | 約10万円前後 | 約6万円台 |
特徴 | フルカラーテキスト,eラーニング充実 | 映像講義充実, 合格特典あり | 添削指導あり, デジタル対応 |
サポート | 学習サポート, 返金保証あり,質問可(回数制限あり) | バーチャル校舎で交流, 学習相談,質問可(回数制限あり) | 質問可(1日3回) 添削指導(7回) |
合格実績 | 79.3% (2024年) | 66.26% (2024年) | 10年間で約1.4万人 |
公式サイト | 公式サイトへ | 公式サイトへ | 公式サイトへ |
この記事が、あなたの宅建学習のヒントになれば嬉しいです。
あなたの「宅建合格」を、心から応援しています!