宅建は過去問されやれば、合格できるんだよね。
そう思っていた過去の自分を、今は心から叱ってやりたい…。
このブログでは、かつて宅建を「なめてた」私が、いかにして合格を勝ち取ったのか、その全貌を包み隠さずお伝えしていきます。
わたしは、宅建を完全になめいてた
「宅建3ヶ月の勉強で合格できました!」
「過去問を3周やれば合格できます!」
宅建の勉強方法をネットで調べると、簡単に合格できたという情報が目に入ってきます。
「これなら半年あれば余裕でしょ。」
そんな甘い考えを抱いていたことが、すべての始まりでした。
全くわからず勉強スケジュールが、大幅に遅れてしまったのです。
結局その年の受験を見送り、翌年3月から勉強再開。
完全に宅建をなめていたことを反省し、過去問を解くだけの勉強法を見直した結果、44点の高得点で合格できました。
「権利関係」が全く理解できずあせる
どんな流れで合格まで辿り着いたのか、イラスト多めで紹介していきます。
やる気満々でテキストを開いたのも束の間、最初のページからいきなり挫折を味わうことに。
そう「権利関係」です。
法律用語の基礎知識ゼロの私にとって、その内容はまるで暗号。
「善意の第三者には対抗できない」…どう言うこと?
頭の中は疑問符でいっぱいになり、全く理解が進みませんでした。
宅建をなめたスケジュールで失敗
毎日YouTubeで解説動画を見漁り、テキストを読み返す日々。
権利関係の全体像がうっすらと見えてきた頃には、すでに7月が目前に迫っていました。
「え、待って…このペースじゃ、絶対に試験までに全範囲終わらない…」
焦りと絶望感で、目の前が真っ暗になったのを覚えています。
宅建は無理ゲー? 勉強方法を見直す
宅建勉強でよくある失敗3つ、すべて見直したら得点力大幅アップしました!
宅建受験者がやりがちな失敗
「このままじゃ、絶対に合格できない…!」
焦りながらも、冷静に現状を分析した結果、私はある決断をしました。
それは、その年の受験を諦め、翌年にリベンジすること。
そして、勉強方法を根本から見直すことにしたのです。
どうやって改善したのか、解説していきますね。
ゲーム感覚になっていたアプリ学習
アプリ学習は◯✖️クイズのように、ひたすら問題を解いていただけでした。
参加者のランキングが出るアプリだったので、1位をとりたくて、たくさん解いていました。
しかし、それが良くなかったのです。
応用問題に全く対応できない状態。
そこで、問題を解く際に、なぜその回答を選んだのか、理由をノートに書くようにしました。
例えば…
- 正しい選択肢を選んだ根拠となる条文やキーワード
- 間違っている選択肢がなぜ違うのか、その理由
などを書き込むことで、理解が深まりました。
権利関係は深追いしない
法律用語の基礎知識がない私にとって、権利関係を100%理解することは難しかった。
そこで、深追いしすぎず、70%理解できればOKにしました。
権利関係の学習期限を決め、強制的に次の科目に進めむことに。
予定の日が来たら、そこで権利関係の勉強は終わり!法令上の制限に進みました。
【模試は必須】実力アップに効果絶大!
試験直前期の8月からは、模試を複数受験。
ここで得点力が上がることを実感、実践練習の大切さを知りました。
模試を受けるメリット
- 本番のイメージトレーニングができる
- 実際に本試験で出る可能性がある
- 自分が受験生の中でどの位置にいるかわかる
(データがわかる模試の場合)
模試で気をつけたことは3つです。
- 本番と同じ環境で解く
- 復習をしっかりする
- 複数の模試を受ける
市販の模試問題集と、ネットの模試なので時間と場所は自由です。
そこで、本番と同じ時間(1時〜3時)に図書館で取り組みました。
模試が終わったら徹底的に復習です。
各学校が総力を上げて作っている問題なので、1つ1つ丁寧に解説を読みます。
間違えた問題が多く、復習も大変でしたが頑張りました。
試験におすすめのマークシート用ペン。
これがあれば鉛筆削りは必要ありませんよ。
\LECのエース水野講師もおすすめしてます/
宅建合格のためのYouTubeとテキスト活用法
特に力を入れたのが、YouTubeとテキストを組み合わせた学習法です。
- まずは問題を解いてみる
- 分からなかった部分をテキストで確認
- さらに理解を深めるためにYouTubeの解説動画を見る
この順番で学習することで、「分からないことを明確にしてから解決する」という学習習慣が身につきました。
宅建の過去問だけで合格できる?
「過去問をやりまくれば、合格できる!」
私はそう信じて、過去問を10,000問以上解きました。
なぜなら、ネット上に「過去問を何回も解けば合格できる」という情報が溢れていたからです。
しかし、それは大きな間違いでした。
過去問を解くこと自体が目的になってしまい、本質を理解していなかったのです。
重要なのは、「なぜその解答になるのか?」を理解することでした。
具体的にどうやって勉強すればいいの?
効果的な方法は、理由付けノートを取ることです。
\参考になるツイートを紹介/
宅建試験に落ちる人の特徴5つ
- 勉強時間の不足
- 学習計画を立てない
- 動画を見て理解した気になってしまう
- テキストを何度も変えてしまう
- 模擬試験を受けても振り返りをしない
これらのポイントに注意することで、失敗の可能性をグッと減らすことができます。
宅建に合格するために取るべき対策5つは、以下の記事でくわしく解説しています。
よかったらご覧ください。
仕事と宅建の勉強を両立した方法
仕事で忙しい社会人にとって、勉強時間の確保は大きな課題ですよね。
私も、仕事と勉強の両立には本当に苦労しました。
宅建試験勉強 時間の確保方法
限られた時間の中で学習するために、スキマ時間を最大限に活用。
- 出勤前の30分:問題演習
- 通勤時間: youtubeを聴く、メルマガの問題を解く
- 昼休み: スマホで問題演習
- 入浴前の30分: その日に学習した内容を復習、入浴中に頭の中を整理
このように、日常の行動と紐付けしてルーティン化しました。
効果があったモチベーションアップ法4つ
周りの人に「宅建試験に挑戦する」と宣言する。
一番効果があったのはこれです。
「落ちたら恥ずかしい」という気持ちが、挫折しそうな時の原動力になりました。
テンションの上がる文具を使う
わたしは色の選べる3色ボールペンを使っていました。
テンションの上がるチェリーピンクとブルーを使用。
ノートが好きな色で埋まるので、ペンの色にこだわると楽しいですよ。
使っていたボールペンを見てみる
こちら本体だけなので、替え芯が必要です。好きな色を選んでくださいね。
とりあえず5秒やってみる
どうしても疲れてしまってやる気が出ないときは、「とりあえず5秒だけ」と机に向かいました。
人間の脳は“現状維持”を好むため、まずは体を動かすのです。
「勉強を始める=面倒くさい」と感じるのは、自分のせいではなく脳の仕組みによるものなのですよ。
スマホで時間が溶けることを防止する!
SNSは1日1回としていましたが、ついつい見てしまうので、削除しました。
- youtubeの履歴が残らないようにする
- 宅建はチャンネル登録、いいねで保存しておく
- SNSは削除!
youtubeの履歴が残らないようにする方法の動画を見る
宅建試験当日の必勝法を3つ伝授!
試験当日は、今まで積み重ねてきた努力をすべて出し切るのみ!
試験本番の必勝法はこの3つ!模試の時から練習するのがおすすめですよ。
- 試験が始まったら、重要な数字は問題用紙に全て書く
- 捨て問(考えてもわからない問題)に時間を使わない
- 正解を確信したら残りの肢はとばす!
わからない問題があっても、動揺しないで大丈夫。あなたがわからない問題は、周りの人もわかりません。
宅建講座利用者の合格率は4倍以上
独学では多くの時間がかかりましたが、宅建講座を利用すれば短期間で合格できたと感じています。
宅建講座利用の一番のメリットは、合格率が上がること。
各スクールが生き残りをかけ、合格率を上げるためにカリキュラムを組むため、サポートが充実しています。
身銭を切って「合格するんだ!」と勉強するから必然的に頑張るよね。
合格率が一番高い通信講座はフォーサイトです。
一般合格率17.2%の中、フォーサイトは合格率76.1%。驚異の合格率ですね。
勉強量が少ないと不安、机に座ってじっくり学びたい方というは、アガルートがおすすめですよ。
講座名 | 宅建試験合格実績(2023年度) |
---|---|
フォーサイト | 合格者数:721名 合格率:76.1% |
アガルート | 合格者数:非公表 合格率:64.8% |
スタディング | 合格者数:1085名 合格率:非公表 |
ユーキャン | 合格者数:過去10年間で14,000名以上 合格率:非公表 |
クレアール | 非公開 |
まとめ「宅建 なめてた…」私が合格できた理由
かつての私と同じように「宅建って簡単でしょ?」と考えている方もいるかもしれません。
しかし、それは大きな間違いです。
宅建試験に合格するためには、正しい勉強法で、学習を進めることが重要です。
私が取り組んだことはこの3つです。
今回の記事を参考にして、ぜひあなたも「宅建合格」を勝ち取ってください!
宅建よくあるQ&A
簿記2級と宅建、FP2級と宅建 どちらが難しい?
私はFP3級と簿記2級を持っています。
個人的な見解ですが、どちらが難しいか比較しました。
簿記2級: 数字が得意な人は簿記2級の方が簡単だと感じるかも。
私は数字が苦手なので、宅建の方が勉強しやすかったです。
FP2級: 経理や金融の知識がある方ならFP2級の方が簡単かもしれません。
私はFP3級を持っていますが、税金や年金の計算が苦手すぎて2級は挫折しました…。
宅建合格後にFP受験すると、勉強量が少なくて済みます。
理由は、不動産の範囲が被っているからです。
宅建通信講座を利用したあとFP講座を受ける場合、割引適用になる学校が多いですよ。
知らずに損をしないように、チェックしておきましょう。
宅建の難易度は?
合格率は15~17%受験生は20万人以上、そのうち合格者は3万人程度と多くの方が不合格となっています。
難易度は大学に例えると日本大学、東洋大学、駒澤大学と同程度だそう(偏差値55~56)
科目ごとの勉強時間の配分は?
合格率は15~17%受験生は20万人以上、そのうち合格者は3万人程度と多くの方が不合格となっています。
難易度は大学に例えると日本大学、東洋大学、駒澤大学と同程度だそう(偏差値55~56)
宅建士通信資格講座アガルートのメルマガから引用しました。
下の時間は、机に向かった時間ではなくて全集中した時間と考えて下さい!
合計300時間
- 権利関係(民法等):90時間程度
「権利関係」は、勉強するのに時間のかかる科目ですので、慌てずじっくりと学習を進めていきましょう。 - 宅建業法:90時間程度
例年20問出題されるため、過去問の量がとても多いです。
多くの項目の正確な記憶(暗記)が求められるため、覚える作業に勉強時間が必要になります。 - 法令上の制限:80時間程度
「法令上の制限」は、とにかく専門用語が多いです。
とにかく理解に時間がかかりますので問題数や勉強する内容の量が少ないですが、80時間と比較的多めに勉強時間がかかります。 - 税その他:20時間
問題数が少ないうえに、宅建の合格に必要となる知識の量は「過去問で問われる内容だけ」と比較的シンプルですので、上記3科目とは異なり、割とあっさりと終わらせることが可能です。 - 免除科目:20時間
「過去問で問われる内容だけ」をやれば十分です。
試験の直前に実施される講座や模擬試験など、最新データに沿った勉強が必要で、これだけでOKです。