宅建登録講習で5問免除を受けられる立場なら、わたしは迷わず受けるべきだと思っています。
でも、「何から始めればいいの?」「従業者証明書は会社にどう頼むの?」「本試験で何を選べばいいの?」と迷いますよね。
宅建試験は、あと1点で不合格になる人が本当に多い試験なんですよね。
宅建ちゃん最初から5問正解した状態でスタートできるのは、大きなメリットです。
この記事では、5問免除を受けるための「登録講習」について、従業者証明書の確認から本試験申込まで一緒に確認していきます。
紹介している7ステップ通りに進めれば、5問免除の準備ができますよ。
- 宅建業の会社で働いている → YES / NO
- 従業者証明書がある(または会社に発行してもらえる)→ YES / NO
両方YESなら、このまま読み進めて大丈夫です。
※「証明書を発行してもらえるか自信がない」という方も大丈夫です。
STEP1で、会社に確認するときの伝え方と書類のチェックポイントを解説しています。
どちらかNOの方へ → 5問免除なしで合格する方法はこちら、宅建5問免除はずるい?免除なしで高得点・独学合格した方法
5問免除が合否を変える理由


宅建試験の合格基準点は毎年変動し、33〜38点の範囲で推移しています(過去10年)。
50問中おおよそ33〜38問の正解が必要です。
「15問落とせる試験」に見えますが、実際には毎年「あと1点だった」という人が大量に出ます。



それくらいギリギリの試験なんです。
5問免除を使えば、最初から5問正解した状態でスタートできるようなものです。これは大きい!
令和7年度(2025年度)の宅建試験では、登録講習修了者の合格率は24.2%でした。
全体の合格率18.7%と比べても、登録講習修了者の合格率が高いです。
受けられる権利があるなら、使わない理由がないですよね。
宅建登録講習の条件|まず受けられるか確認


この章では、次の順番で確認します。
5問免除の資格を得るための登録講習を受けるには条件があります。
登録講習を受けられる人
- 宅建業を営む会社(宅建業者)で働いている
- 勤務先から「従業者証明書」を発行してもらえる
登録講習を受けられない人
- 不動産業以外の会社で働いている
- 学生・独立・フリーランスなど
登録講習申し込み時のつまずきポイント
勤続年数は関係ありません。入社1ヶ月でも条件を満たせば受講できます。
ただ、登録講習でつまずきやすいのが、従業者証明書なんですよね。
ネット上でも、次のような不安が見つかります。
- 会社がまだ従業者証明書を発行していない
- どこに頼めばいいかわからない
- 会社側が登録講習の制度をよく知らない
- 従業者証明書の不備で申し込めるか不安



講習より先に、会社にどう確認するかで止まってしまうんですよね。
次からは、会社にどう確認すればいいかを解説していきます。
5問免除のための登録講習【7ステップ】


受講を決めたら、あとはこの手順通りに進めれば大丈夫。
まず必要なところへ飛びたい方は、下のステップから確認できます。
- STEP1:従業者証明書を確認する
- STEP2:スクールと日程を確認する
- STEP3:登録講習に申し込む
- STEP4:自宅学習を進める
- STEP5:スクーリングに参加する
- STEP6:修了試験を受ける
- STEP7:本試験申込で5問免除を選ぶ
一気に全部やろうとしなくていいですよ。
会社に従業者証明書を発行してもらう


登録講習を受けるには「従業者証明書」が必要です。



会社に頼みにくいな…
気持ちはよくわかります。
でも、会社にとっても、宅建を持てる社員が増えるのは大きなメリット。
口頭でシンプルに伝えるなら、まずは一言で大丈夫です。
「宅建の登録講習を受けたいので、従業者証明書を発行してもらえますか?」
誰に聞けばいいかわからなければ、上司に「確認先を教えてほしい」と聞くだけで動き出せますよ。
同時に、費用の確認もできると理想的です。
資格取得費用として会社が負担してくれるケースがあります。
従業者証明書を受け取ったら、以下を確認してください。
- 氏名が本試験申込時と一致している
- 顔写真がある
- 有効期間が登録講習の受講期間を含んでいる
- 勤務先の宅建業者免許番号が記載されている
- 社員証・名刺・在籍証明書ではなく、宅建業の「従業者証明書」になっている
入社したばかりで証明書がすぐ用意できない場合も、あきらめないで。
講習機関によっては後日提出や仮受付の対応ができることがありますよ。
スクールと日程を確認する
従業者証明書のめどが立ったら、次はスクールの日程ページを開きましょう。
登録講習を実施しているのは、LEC・日建学院・TAC・総合資格学院などです。
費用の目安
| スクール | 費用 |
|---|---|
| 日建学院 | 約15,000円 |
| 総合資格学院 | 約16,000円 |
| LEC | 約20,000円(テキスト込み) |
| TAC | 約19,000円 |
主な登録講習の公式ページはこちらです。
| 講習機関 | 公式ページ |
|---|---|
| LEC | LECの宅建登録講習を確認する |
| 日建学院 | 日建学院の宅建登録講習を確認する |
| TAC | TACの宅建登録講習を確認する |
| 総合資格学院 | 総合資格学院の宅建登録講習を確認する |
| 職能研修会 | 職能研修会の宅建登録講習を確認する |
どこを選ぶか迷ったら、会場と日程で決めましょう。
講習の内容は登録講習として決められた枠組みに沿っています。
忙しい社会人にとっては「最後まで出席できる日程か」がかなり大事です。
スクーリングの形式は3種類から選べます。
- 2日間コース:土日などに分けて受講。
- 1日コース:9時〜22時ごろの長丁場。しんどいですが、土日2回の予定が取れない方に向いています。
- オンラインコース:自宅で受講できる。ただし修了試験だけは会場に行く必要があります。
会場の場所は申込時に確認しておくと安心ですよ。
自分の地域で受けられる会場・日程があるか、まず確認してみてください。
\まず自分の地域の日程があるか確認してみてください/
申し込む(締切を必ず確認)
スクールと日程が決まったら、申し込みに進みます。
ここで確認してほしいのが申込締切日です。
登録講習は、自宅学習・スクーリング・修了試験を経て、本試験申込時に5問免除を申請する流れになります。
そのため、本試験直前に探しても間に合わない可能性があります。
人気会場や土日の日程は、早い段階で選択肢が減ることもあります。



受けると決めたら、早めに申し込みまで済ませましょう。
証明書の発行に時間がかかる場合は、申し込み先に「後日提出や仮受付ができるか」を確認しながら進めてください。
なお申し込み前に確認してほしいことが1点あります。
「登録実務講習」と間違えないように注意です。
- 登録講習:宅建試験の前に受ける。5問免除になる。←今回受けるもの
- 登録実務講習:宅建合格後に受ける。宅建士証をもらうために必要。
名前が似ていますが、まったく別の講習です。
教材が届いたら自宅学習(約2ヶ月)
申し込み完了後、10日前後で教材が自宅に届きます。
スクーリングまでの約2ヶ月間、テキストを使って自宅学習を進めます。
目安として、1日15〜30分を週3〜4回確保できると安心です。
講習機関によって教材の量や内容は異なります。
LECのQ&Aページでは、登録講習の教材は「出る順宅建士合格テキスト」と同一内容と案内されています。
LECオンラインショップの宅建登録講習レビューでは、以下の声が掲載されています。
- 不動産仲間から評判が良い
- カリキュラムがしっかりしていると聞いた
参考:LEC宅建登録講習レビュー、LEC宅建登録講習レビュー別クラス



仕事後の勉強はきつい…



完璧じゃなくて大丈夫
まずは届いた日に教材を開いて、量と範囲を確認してみてください。
修了試験はこの自宅学習の内容から出題されます。
「届いたまま放置」だけは避けたいですね。
スクーリングに参加する
スクーリングは、実際に会場(またはオンライン)で受ける講義です。合計10時間受講します。
ここだけは守りたいこと!欠席・大幅な遅刻は避ける。
欠席があると受講要件を満たせず、修了できない可能性があります。
「この日なら行ける」と思える日を選んでおきましょう。
講義では自宅学習の内容をもとに実務寄りの解説が進みます。



ここをしっかり聞いておくと、修了試験への不安をかなり減らせます。
LECの受講上の注意でも、スクーリングを欠席すると未修了となり、日程変更や返金ができない場合があると案内されています。
修了試験を受ける
スクーリングの最後に修了試験があります。
- 形式:四肢択一式・20問
- 合格基準:講習機関の案内を確認
たとえば職能研修会のQ&Aページでは、45分・四肢択一20問・14問以上正解が基準と案内されています。
細かな形式は講習機関によって異なる可能性があるため、自分が申し込む講習の案内を確認しておくと安心です。
油断は禁物ですが、講習でやったことを確認する試験です。



「ちゃんと受けて、教材にも目を通す」ことができれば、不安にならなくて大丈夫ですよ。
ただし、再試験の扱いは講習機関の案内を確認しておきましょう。
不合格や欠席になると、その年の5問免除に間に合わない可能性があります。
本試験の申込時に「5問免除」を選択する
修了証明書が届いたら、登録講習は完了です。
宅建本試験に申し込む際、申込画面に「登録講習修了者(5問免除)」を選択する項目があります。
ここで選択しないと、修了証明書があっても免除されません。
毎年一定数、この選択を忘れて普通受験になってしまう人がいます。



本試験の申込画面では「5問免除」の項目を必ず確認してくださいね。
以上の7ステップが、登録講習の全体の流れです。
申込期限の見落とし厳禁


これだけはほんとうに気をつけてほしいのですが、「秋まで時間があるから」と思っていると、気づいたら申込期限が過ぎていることがあります。
「後回しにしていた」という理由で1年待つことになったら、あまりにももったいないです。
さらに、人気の会場・日程は締切前でも満席になります。「日程がない」という状況も起きます。



まずはSTEP2の日程確認だけでもやってみましょう。
申し込みまで進めなくても、日程を見るだけなら数分でできます。
【Q&A】宅建登録講習のよくある質問
登録講習は誰でも受講できますか?
誰でも受講できるわけではありません。
登録講習は、宅建業に従事していて、有効な宅建業従業者証明書を用意できる人が対象です。
一般受験者は受講できません。
登録講習に勤続年数は必要ですか?
基本的に、勤続年数は問われません。
LECのQ&Aページでも、有効な宅建業従業者証明書を携帯している人は、勤続年数や雇用形態に関わらず受講可能と案内されています。
ただし、自分が対象になるかは勤務先と講習機関の案内で確認してみてください。
登録講習の費用は会社負担ですか?
会社によります。
資格取得支援として会社が負担してくれる場合もありますし、自腹になる場合もあります。
講習に申し込む前に、上司・総務・経理へ確認しておくのが一番早いです。
聞きにくい場合は、STEP1の伝え方を参考に、「資格取得支援や補助の対象になるか」も一緒に確認してみてください。
登録講習の修了試験は難しいですか?
過度に怖がる必要はありません。
修了試験は講習内容から出題されます。
教材を読み、スクーリングにきちんと参加していれば、十分に対策できます。
怖いのは難問よりも、教材を放置することと、スクーリングを欠席することです。
完璧主義にならなくて大丈夫です。まずは教材を開く、スクーリングの日を空ける。この2つを先に押さえましょう。
登録講習と登録実務講習は同じですか?
別物です。
登録講習は、宅建試験の前に受ける5問免除のための講習です。
登録実務講習は、宅建試験に合格したあと、実務経験が足りない人が宅建士登録をするために受ける講習です。
名前が似ているので、申し込み前に確認しておくと安心です。
登録講習を修了すれば自動で5問免除になりますか?
自動ではありません。ここは本当に注意です。
登録講習を修了したあと、本試験の申し込み時に登録講習修了者として5問免除を申請する必要があります。
せっかく講習を受けても、本試験申込で選択を忘れると意味がありません。
ここは最後まで確認してください。
【まとめ】5問免除は使わなきゃ損!
宅建業で働いていて、5問免除を受けられる立場なら、受けない理由がありません。
1点差が合否を分ける試験で、最初から5点リードした状態でスタートできる。
これは本当に大きいです。
費用は15,000〜20,000円前後かかります。



それでも、本気で合格を狙うなら、受けない理由を探すほうが難しいです。
使える制度があるなら、使って合格に近づいていきたいですね。
まずやること:
- 勤務先から従業者証明書を発行してもらう
- スクールで会場・日程・締切を確認する
- 早めに申し込む
\まず日程を確認するだけでOKです/
「5問免除はずるいの?」「免除なしでも合格できる?」という疑問はこちら:



