宅建の勉強が難しすぎる。試験に受かる気がしない…
「5問免除がある人はずるい!うらやましい!」
そう感じている方は多いんです。
わたしも5問免除がなかったので、免除がある人が本当にうらやましかった。
でも、5問免除科目は全問正解してやる!
と強い意志を持って勉強したおかげで、5問免除科目は全問正解、宅建試験に合格することができました。
そこで、この記事では)5問免除がなくても高得点(44/50点)で合格できた独学勉強法を紹介します。
再現性の高い方法なので、今日から始められますよ。
この記事では
について紹介します!
宅建「5問免除」の解説
50問ある宅建試験のうち、46〜50問目の問題が本試験で免除になる制度です。
この制度を使うと、一般受験者と比べて試験問題が5問少なくなります。
50問中5問はすでに正解している状態で試験が始まるイメージです。
※5問免除を利用できる権利のある方は、絶対に利用したほうが良いです。
5問免除がずるいと感じる人は多い
Google検索画面で5問免除で検索すると「5問免除 ずるい」と候補が出てくるくらい、ずるいと感じている人は多いんです。
宅建はあと1点足りずに不合格になる人が多い試験。
最初から5点正解したような状態でスタート出来る人が「ずるい」と感じてしまう気持ちもわかります。
実際5問免除がある人の合格率は、免除のない人に比べ高くなっているんです。
5問免除ありの合格率
2023年度宅建試験合格率 17.2%
うち、登録講習修了者24.1%
上のデータから、登録講習を受けていない受験者の合格率は17.2%よりも低いと推測されます。
5問免除を受ける条件を満たす人
条件は2つあります。
- 宅地建物取引業に従事する人。
- 従業者証明書を持っている人。
しかし、権利があっても5問免除の資格を得るのは結構面倒。
そのため5問免除の講習を受ける権利があるにもかかわらず、講習を受けない人もいるんです。
- 宅建業に従事している期間は受講要件に関係ありますか?
-
関係ありません。
有効な宅建業従業者証明書を携帯している方は、勤続年数・雇用形態に関わらず受講可能です。
5問免除 登録講習の受講方法
登録講習の概要
- 宅地建物取引業に従事する者のみが受講可能
- 従業者証明書の提出が必要
- 修了試験に合格する必要がある
- 3年間「5問免除」が適用される
- 登録講習の費用 1万5千円~2万円程度
→lec(5問免除)登録講習の日程を見る
5問免除のための登録講習の受講条件
- 宅地建物取引業に従事する者のみが受講可能です。
- 従業者証明書の提出が必要です。
派遣社員やアルバイトでも宅地建物取引業者で働いていれば、従業者証明書が発行されるので受講が可能です。
従業員証明書の見本を見る
▶︎参考サイト
登録講習の費用
約1万5000円から2万円です。
会場が遠い場合は、ホテル代や交通費がプラスされます。
登録講習申込み~免除の申請までの流れ
通信講習1〜2ヶ月を終えたあと通学授業を2日間受けます。
登録講習を行っている機関へ、郵送またはWebなどで申し込みをします。
【国土交通省】登録講習の登録講習機関一覧ページへ
→lec(5問免除)登録講習の日程を見る
内容はほぼ共通ですが、時間割や費用には多少の差があります。
内容の約80%が宅建試験の出題範囲にもなっているので、本試験の勉強もできるのが魅力です。
申し込む際の注意点:学校によって受け入れ受講者の数に限りがあり、春頃に募集を締め切るところも出てきます。
早めに申し込みをしましょう。
申し込み後、自宅に届く教材を使って通信講座を受講します(1~2カ月)
通信講座の受講後は2日間のスクーリング(通学講習)に参加して講義を受けます(1日6~8時間)
スクーリング2日目の受講終了後に修了試験が実施されます。
修了試験はほとんどの場合、通信講座とスクーリングの内容から出題されます。
修了試験は欠席しない限り合格できますよ。
修了試験合格後、有効期限が3年の「登録講習修了者証明書」が発行されます。
登録講習修了者証明書を受け取ったら、宅建の本試験を申し込む際に5点免除が申請できます。
宅建 5問免除の範囲・難易度は?
5問免除の範囲
「税・その他」のその他の部分です。
- 住宅金融支援機構法
- 不当景品類及び不当表示防止法
- 土地
- 建物
- 統計
5問免除の難易度
難易度はその年ごとに変わりますが、暗記科目なので権利関係に比べたら難しくありません。
5問中4問はそれほど難しくないと感じます。
5問免除がない人は、できれば5点、せめて4点は取りたいです。
5問免除の宅建の試験時間は?
時間1時間50分13時10分~15時
(免除がない人は13時~15時の2時間)
免除がある人は、はじめの10分間、問題を解くことができません。
5問免除のメリットとデメリット
宅建の5点免除を受けるメリット
5点免除を受ける大きなメリットは、合格ラインが下がることです。
宅建士の試験問題は50問しかなく、そのうちの5問分が正解扱いになっているのですから、大きなアドバンテージであるといえるでしょう。
宅建の5点免除を受けるデメリット
講習は通信で受けられますが、勉強期間1〜2ヶ月が必要です。
忙しい中で、それだけの時間を確保することは簡単ではありません。
また、受講に際しては2万円ほどの費用もかかります。これも負担に感じる人がいるでしょう。
従業者証明書を持っていない人は、発行してもらう必要があります。
ここで手間取る方がいるので、早めも準備が大切ですよ。
時間を捻出できれば、5点免除になるメリットは大きいです。
5問免除がなくても合格した方法
宅建の独学合格はむずかしいかな?
簡単ではありませんが、
- 十分な勉強時間
- 絶対合格する強い意志
この2つがあれば合格できますよ。
わたしも、独学で合格しました。
どんな勉強法だったか解説しますね。
知識ゼロから宅建の勉強を始めたわたしは、テキストの最初のページから読み、問題集を解く王道スタイルで勉強していました。
しかし、理解できず何度もテキストを読んだり、youtubeを見ているうちに時間が足りなくなってしまいました。
そこで、今回紹介している勉強法に変えたのです。
すると、正解率が上がりました。
はじめに、まんがテキストを読む
ほとんどのテキストは最初の科目が権利関係です。
理由は、宅建の考え方の基本に民法があるから。
しかし、テキストの最初から読むと難しくて理解できないと思います。
そこで、まんがテキストを読んでザックリと考え方を身につけるのです。
まんがテキストはストーリーになっているので、頭に入りやすいのがポイント。
テキストは読まず、問題を解くことから始める
まんがテキストで全体を理解したら、問題集を使って問題を解くことから始めます。
もちろん最初は解けないので、テキストを辞書がわりに使うのです。
テキストで調べながら解き、回答を見て答え合わせをします。
問題を解いたら、すべての選択肢でその回答にした理由を書く
忘れないうちに、もう一度同じ問題を解きます。
今度は、どうしてその答えにしたのか理由をノート書きます。
4肢一択の場合は、4肢すべてにどうして◯にしたのか、✕にしたのかの理由を書きます。
はじめは1問解くのに30分以上かかりました。
でも、ただクイズのように◯✕だけで答えても、全く試験で役に立たないんです。
試験は応用力が必要なので、解説できるようにするのが大切です。
最近知りましたが、この方法は多くの合格者が取り入れている方法でした。
宅建 吉野講師のツイート
フォーサイト宅建講座を利用すると、理由づけノートがもらえますよ。
紙に図を書く
Aさんの土地をBさんが買いました。そこにCさんが出てきて…
となると、関係性がわからなくなってきます。
図を書くことで頭が整理できるんです。
スクールの動画や、youtubeの講師が書いているのを真似するのがいいですね。
わたしも動画の講師をマネして書いています。
- L…貸す
- S…売る
- だ…代理
- ば…媒介
と決めていました。
問題数をこなすと、図を書くのがめちゃめちゃ早くなりますよ。
定期的に復習をする
わたしは、定期的に復習をしなかったため、はじめに勉強した権利関係の分野をきれいに忘れていました。
その経験から「棚田行政書士の大量記憶法」を激推しています。
はじめに解いた問題を、1日後2日後…1週間後と常に復習しながら勉強する方法です。
詳しいやり方は以下記事で解説しています。
宅建独学に必要な勉強時間
300~500時間と聞くことが多いですが、知識ゼロから始めるなら500時間は必要だと考えます。
(法学部で民法に慣れている方や、不動産系の知識がある方はもっと少なくてもOK)
上の勉強法を読んでいただくとわかりますが、はじめは1問解くのに時間がかかります。
合格するためには、十分な時間が必要です。
合格率を上げたいならプロに頼るのもあり
独学で一番難しいのは、モチベーションの維持ですね…
宅建試験は合格率が受験者数の15~17%程度に設定される試験です。
その部分ばかりが注目されがちですが、毎年5万人程度の方が受験の申込みをしたにもかかわらず、本試験を受験しないという特徴があります。
受験手数料8,200円を払ってるのに…
2023年度も申込者数が約28万人だったのに対し、実際の受験者数は約23万人だったというデータがあります。
挫折しないで続けられるか心配だな…
お金をかける余裕があるのであれば、スクールを利用するのもアリだと思います。
高い合格率で、人気の通信講座を2つ紹介しましょう。
どちらも受講体験しました。
講義の視聴や問題演習、さらに教材ももらえるので、ぜひ試していただきたいです。
まとめ:免除がなくても合格できる!
わたしが5問免除なし、知識ゼロの状態から合格できた勉強法は以下の通り。
- まんがテキストを読む
- テキストは読まず、問題を解くことから始める
- 問題を解いたら、すべての選択肢でその回答にした理由を書く
- 図を書く
- 忘れる前に復習をする
5問免除があれば、50問中5問正解した状態で戦えるのでかなり有利です。
5問免除がない人は「ずるい」「うらやましい」と思う気持ちはあるでしょうが、そのくやしさを力に変えて頑張れば合格できますよ。
必要なものは
- 十分な勉強時間
- 絶対合格する強い意志
この2つです。
周りの人に宅建受験することを伝えて、自分を追い込むと頑張れますよ!